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色は、人の心理にとても大きな影響を与えます。人の気持ちをポジティブにする効果がある赤や、気持ちを落ち着かせる青などは有名です。パッケージ製作では、色を上手に利用すれば商品の魅力が伝わりやすくなり、購買意欲を高めることも可能です。ここでは、パッケージにおける色の効果と校正についてご紹介します。
情熱的で華やかなイメージのある赤は、人の気持ちをポジティブにし、行動を起こさせたり興奮させたりする色です。食欲を高める効果もあるため、食べ物のパッケージに使われることが多くあります。また、暖色系は食べ物が美味しくみえる効果もあります。
青は海や水を連想させ、清潔感を感じさせる色です。さわやかさがあるので、清涼飲料水のパッケージに多く選ばれています。クールで知的なイメージがあるので、企業のロゴにもよく使われています。
強さや権威を抱かせる黒は、神秘的で重厚、高級感のあるパッケージに使われています。 また、隣接する色を際立たせてくれるので、鮮やかな食材のトレイに使用すると食材の色が映えます。
明るく開放感のある白は、清潔でクリーンなイメージがあり、サプリメントの容器に多く使用されます。
明度が高く、軽量感や賑やかさ・活発さを感じさせる黄色は、視線を集める色です。注意喚起したいもの、踏切や工事現場などで注目されたい商品に用いられます。
緑は、植物の色でもあり癒しを与える色です。リラックス効果が高まります。若さ・健康・エコを感じさせたい商品のパッケージに適しています。
出来上がったパッケージが、イメージと違っていたという経験はありませんか? 色の校正とは、パッケージを量産する前に色調を確認するために試し刷りを行うことです。 実際に使用する紙に印刷するため、出来上がりイメージに非常に近い仕上がりになります。 思い描いていたパッケージとの差異をできる限り小さくするために、とても大切な工程です。
色の校正には、3つのパターンがあります。簡易校正・平台校正・本機校正です。印刷業界では簡易校正が主流ですが、目的や予算に応じて校正方法を決めると良いでしょう。
簡易校正は、インクジェットプリンターで行う校正です。専用の紙に印刷します。発色が鮮やかになる場合が多く、実際のパッケージとはイメージが異なる可能性があります。文字通り簡易的な確認のために行う校正です。
平台校正は、全体的な色味のチェックを行う校正方法です。ガリ版のように1枚ずつ印刷します。簡易校正よりも実際の色味に近くなり、本機校正よりコストが抑えられるのが特徴です。
本機校正は実際の紙・インク・印刷機で校正を行います。印刷機では、100枚程度印刷を行わなければ色が落ち着きません。そのため、時間も費用もかかってしまいますが、本物に近い色味を確認できます。
初稿の校正は平台校正を行い修正後は簡易校正にするなど、校正パターンを組み合わせる場合もあります。大量にパッケージを製作する際は、本機校正でより本物に近いイメージを確認しておくと失敗が少なくなるでしょう。
色には人の感情に働きかけてくれる力があります。商品のイメージにもつながるため、カラーマーケティングは非常に重要な要素といえます。パッケージの色を検討するときは、手に取る人にどんな行動をとってもらいたいか、どんな色がふさわしいかを考えてみましょう。
本記事でご紹介した色のイメージを考慮して、商品を購入してもらいやすい効果的な色を選んでください。
オーダーメイド商品
が得意!
受賞歴
豊富な金型による規格品
が得意!
受賞歴
※「パッケージ製作」を行うメーカー30社をピックアップ。30社の中で、以下の条件にあてはまる2社をピックアップ。(2021年6月25日調査時点)
・「ISO
9001」規格を取得している
・特許情報プラットフォーム「J-Plat Pat」にて特許取得の記載がある
・各種賞を受賞している
参照元:東京都北区公式ホームページ「北区きらりと光るものづくり顕彰(平成29年度)」http://www.city.kita.tokyo.jp/sangyoshinko/sangyo/chushokigyo/monozukuri/kensyo/h29.html
参照元:東京都北区公式ホームページ「北区きらりと光るものづくり顕彰(平成22年度)」http://www.city.kita.tokyo.jp/sangyoshinko/sangyo/chushokigyo/monozukuri/kensyo/h22.html
参照元:公益社団法人日本包装技術協会「日本パッケージングコンテスト2017」https://www.jpi.or.jp/saiji/jpc/2017/115.html
参照元:公益社団法人日本包装技術協会「日本パッケージングコンテスト2009」https://www.jpi.or.jp/saiji/jpc/2009/097.html
参照元:「Good Packaging」1997年度https://www.jpi.or.jp/saiji/jpc/2005/japanese/087.htm
参照元:東京TASK「第8回TASKものづくり大賞」http://www.task-project.net/newstop/25news/131227.html
ジャパン・プラス特許情報参照元:特許情報プラットフォーム「J-Plat Pat」
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-3213560/8CBCAD7C1A39F88E7025F480A971677F412B63A6E2CBD528CA1AEEEE0AE3AA53/25/ja
東京パック特許情報参照元:特許情報プラットフォーム「J-Plat Pat」
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-3224133/9EBA98BCA90D1CD905C4158BA4A08F5E760AA3AE98F7B483F90427110947F7A0/25/ja