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ここではパッケージの表面加工について、その目的・種類や、表面加工を行う際の注意点について解説します。
パッケージ表面加工には主に2つの目的があります。1つ目はパッケージの印刷面を保護するための役割です。そしてもう1つは、パッケージの付加価値を向上させる目的となります。
パッケージは印刷されたのみでは輸送の際に印刷がこすれて消えてしまったり、水に濡れてぼやけてしまったりすることも考えられます。そこで表面加工を施し、印刷部分を保護します。そしてさらに、表面加工はパッケージを美しく見せる役割も持ちます。パッケージの表面に高級感を与えることで、製品価値を高められるかもしれません。
パッケージの表面加工にはいくつかの種類があります。
主なパッケージ表面加工にはこれらのようなものがありますが、さらに疑似エンボスでパターンを表現したり、エンボスのような凹凸をつくりだせる金型エンボスなどもあります。金色・銀色による高級感ある演出ができる箔押しなども表面加工の一種です。
パッケージの表面加工を行った場合、「後加工」を行わなければなりません。後加工とは印刷をした後、表面加工を施したパッケージへ、さらに加工を施すことです。抜き・折り・サック貼りなどがあります。
表面加工を行ったパッケージは、経時変化により色味が変わることがあります。表面加工にはパッケージの経時変化を抑える効果もありますが、プレスコートでは黄変が起こりやすくなったり、フィルム貼りによって紙が反ってしまったりするためです。ただし耐光インキを使う、紫外線を避けて保管するなどの方法により経時変化を抑えることもできます。
パッケージ製作における表面加工には、印刷面の保護と付加価値向上の意味があります。表面加工にはグロスニス、マットニス、UVクリアーなどの方法があり、さまざまな効果を期待可能です。しかし注意点もあり、後加工を行う必要があること、表面加工自体に経時変化が起こる可能性があることなどに注意しましょう。
また以下のページでは、パッケージ製作ができるメーカーをまとめてご紹介しています。対応力・強みなどを解説していますので、パッケージ製作会社選びのために役立ててください。
オーダーメイド商品
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豊富な金型による規格品
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※「パッケージ製作」を行うメーカー30社をピックアップ。30社の中で、以下の条件にあてはまる2社をピックアップ。(2021年6月25日調査時点)
・「ISO
9001」規格を取得している
・特許情報プラットフォーム「J-Plat Pat」にて特許取得の記載がある
・各種賞を受賞している
参照元:東京都北区公式ホームページ「北区きらりと光るものづくり顕彰(平成29年度)」http://www.city.kita.tokyo.jp/sangyoshinko/sangyo/chushokigyo/monozukuri/kensyo/h29.html
参照元:東京都北区公式ホームページ「北区きらりと光るものづくり顕彰(平成22年度)」http://www.city.kita.tokyo.jp/sangyoshinko/sangyo/chushokigyo/monozukuri/kensyo/h22.html
参照元:公益社団法人日本包装技術協会「日本パッケージングコンテスト2017」https://www.jpi.or.jp/saiji/jpc/2017/115.html
参照元:公益社団法人日本包装技術協会「日本パッケージングコンテスト2009」https://www.jpi.or.jp/saiji/jpc/2009/097.html
参照元:「Good Packaging」1997年度https://www.jpi.or.jp/saiji/jpc/2005/japanese/087.htm
参照元:東京TASK「第8回TASKものづくり大賞」http://www.task-project.net/newstop/25news/131227.html
ジャパン・プラス特許情報参照元:特許情報プラットフォーム「J-Plat Pat」
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-3213560/8CBCAD7C1A39F88E7025F480A971677F412B63A6E2CBD528CA1AEEEE0AE3AA53/25/ja
東京パック特許情報参照元:特許情報プラットフォーム「J-Plat Pat」
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-3224133/9EBA98BCA90D1CD905C4158BA4A08F5E760AA3AE98F7B483F90427110947F7A0/25/ja